インターネットとスマートホンの普及で、一般の人がオークションやフリマアプリで品物を売ったり買ったりするのが一般的になってきました。
しかし、発送についての知識がない素人の梱包で、様々なトラブルが起きているようです。
直接マスキングテープでとめる
女子たちの間で、たくさん種類のあるかわいいマスキングテープが人気がありますね。
梱包をかわいくしようと、マスキングテープで封をする場合があるようですが、マスキングテープは、もともと剥がれやすいように作られているので、梱包には不向きです。
配送の途中で中身が飛び出しちゃった、なんてことも起こります。
ならばと、粘着力の強いテープで封をした上に、飾りでマスキングテープを貼れば良いかというと、それもやめたほうがいいいです。
剥がれやすいマスキングテープは、配送の途中で他の荷物にくっついて引っ張られ、自分の荷物も、周りの荷物にもダメージを与えてしまう場合があります。
最近は郵送で使えるマスキングテープも売られているようですが、やはり梱包に適したテープを使用した方が無難でしょう。
薄い紙の封筒で送る
私も経験がありますが、ショップからの荷物でも、薄い封筒の場合は敗れて到着することが少なからずあります。私の場合は、外袋が破れただけで中身なかったことはありませんが、なくなってしまったという話も聞きます。
相手に荷物が届かなかったというトラブルを避けるため、厚みや重さがあるものは、小さくてもので良いので、できるだけ箱に入れて送った方が無難です。
間違っても、銀行のATMにある封筒は使わないように。
あれは、一時的にお金を入れて運ぶだけの目的で作られていて、郵送に耐えるようにはできていません。
荷物を入れて送るのに使用したら、配送中のトラブルにみまわれる危険性が大きいです。
送り先にボロボロの袋で届くのもモラルとして問題があると思いますが、紛失してしまって届かない場合はクレームを受けた上、返金を求められてしまうかも。
料金が足りていない
郵便局の窓口で料金を確認してもらって送れば間違いありませんが、自分で切手を貼ってポストに投函した場合は、実は料金が足りていなかったということがあります。
料金不足で送り主に返送されればまだマシですが、発見が遅れて送り先が請求されてしまったら、たとえ少ない金額だとしても相手に不快な思いをさせてしまいます。
多少面倒でも、料金が明確ではないなら郵便局の窓口から発送しましょう。
消印のない切手を再利用する
まれにみかける、配送済みなのに消印のない切手。
これをきれいに剥がして再利用するケースがあるそうです。
郵便法に以下のような記述があります。
第八十四条 (料金を免れる罪)
不法に郵便に関する料金を免れ、又は他人にこれを免れさせた者は、これを三十万円以下の罰金に処する。第八十四条 (切手類を偽造する等の罪)
行使の目的をもつて公社又は外国の郵便切手その他郵便に関する料金を表す証票を偽造し、若しくは変造し、又はその使用の跡を除去した者は、これを十年以下の懲役に処する。偽造し、変造し、若しくは使用の跡を除去した郵便切手その他郵便に関する料金を表す証票を行使し、又は行使の目的をもつてこれを輸入し、他人に交付し、若しくはその交付を受ける者も、同様とする。郵便法 より引用
不法に料金を免れたら30万以下の罰金。。。
自分で消したわけではなくても、それに類すると判断されれば10年の懲役。。。
しかも「その交付を受けるもの」も同様ということは受け取った側も罪になるのですね。
そうではないとしても、払うべき料金をきちんと払うというのは、当たり前のことですよね。
素人どおしの荷物のやりとりとはいえ、お互いに気持ちよく取引ができるように、受け取る相手が不愉快にならないようにしたいものです。