保湿重視のスキンケア化粧品の選び方(後編)|この成分をチェックしよう

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Misuzu
保湿重視のスキンケア化粧品の選び方の後編です。
前編では「間違いだらけの保湿の常識」と「保湿の基礎」について紹介させていただきした。

誰が言い始めたのか、世の中には間違った保湿の常識が少なからずあります。知らないと恐い間違った保湿の常識の紹介と、保湿に効果的な美容成分を紹介します。(前編)

今回は具体的に、スキンケア化粧品の中で保湿をサポートする美容成分の代表的なものを紹介します。
どの成分がどのように働くのかを知り、ご自分の保湿に必要な美容成分を過不足なく選べるようにしましょう☆

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保湿の3つの因子と化粧品(おさらい)

保湿の3つの因子

前編でお伝えした内容ですが、具体的な美容成分を紹介させていただく前におさらいしておきますね。

お肌の保湿は次の3つの因子に分けて考えます。

  • 水分を与える
    化粧品の中でお肌に水分を与える役割をするのが「化粧水」です。
     
  • 水分を保持する
    この水分を保持する機能がお肌の保湿全体の97%を担っていますので、お肌の保湿を考える時この機能をサポートする化粧品を選ぶことが重要になります。
     
  • 水分の蒸発を防ぐ
    お肌の保湿全体の3%程度を担うのが、水分の蒸発を防ぐ機能です。
    パーセンテージは低いですが、保湿にとって重要であることには違いないのでおろそかにはできません。
    化粧品ではお肌が本来持っている機能である「皮脂膜」に近い成分を選びましょう。

保湿のかなめ、水分を保持する代表的な美容成分

水分を挟み込むタイプ

水分を挟み込む

保湿成分の中でも最も強力に保湿するのがこのタイプの成分です。
水分をがっちりと挟み込んで、外気の湿度が低くてもお肌の水分を逃がしません。

セラミド

水分を挟み込むタイプの代表格がセラミド。
お肌では細胞間脂質の50%を占めている物質で保湿力は最強です。

化粧品に配合される美容成分としてのセラミドにはいくつかの種類がありますが、より人のセラミドに近いヒト型セラミドを選ぶと、より高い保湿効果が望めます。
酵母を利用して作られるので「天然セラミド」と呼ばれる場合がありますが、動物由来のセラミドも「天然セラミド」なので、成分表示で確認しましょう。

化粧品の成分表示としてはセラミド1セラミド2セラミドNPセラミドAPなどがヒト型セラミドです。
ヒト型セラミドは高価な成分なので、あまりに安価な化粧品の場合はヒト型セラミドではないか、入っていてもほんの少しだけといった場合があるので注意が必要です。

また、ヒト型セラミドをはじめ、多くのセラミドは脂に溶けやすい脂溶性なので乳液やクリーム、美容液と相性の良い成分です。
化粧水に配合しようとすると界面活性剤が必要になるか、界面活性剤を使わなくてもいいほどごくわずかな配合となるので、無理に化粧水に配合されているものを選ばなくても、乳液やクリーム、美容液に配合されているものを選ぶと良いでしょう。

最近は「グルコシルセラミド」という米から抽出した水溶性のセラミドが開発され、それなら無理なく化粧水にもセラミドが配合できます。
どうしてもセラミドが配合されている化粧水を選びたければ、グルコシルセラミドが配合されている化粧水がオススメです。

水素添加大豆レシチン

大豆から作られる安全性の高い成分で、セラミドと同様な働きをする、保湿力に優れた成分です。
またヒト型セラミドと一緒に配合することで、ヒト型セラミドの浸透を高める作用もあります。
化粧品の成分表示は「水添レシチン」、医薬部外品の場合は「水素添加大豆リン脂質」と表示されています。

スフィンゴ脂質

セラミド以外の細胞間脂質ですが、保湿力はセラミドに劣ります。

水分を抱え込むタイプ

水分を抱え込む

真皮内にもともとある物質などが美容成分として配合されますが、真皮まで浸透するわけではなく、肌表面や角質層内の水分を保つ働きをします。
湿度が下がっても角質層内で水分を抱え込んだまま保ってくれるので、保湿には欠かせない成分です。

ヒアルロン酸

真皮内にも存在するゼリー状の物質で、200~600倍の水分を抱え込む力がある、保湿成分の代表のような成分です。
ヒアルロン酸には多くの種類があり、安価な成分は付け過ぎるとべたべたするのでその感触を嫌う人もいますが、高価な成分では保水力はそのままにべたべた感を抑えたものも出ています。
また、水溶性・脂溶性どちらの成分もありますので、化粧水、乳液、クリーム、美容液と、ほとんどのスキンケア化粧品に配合されていますね。

プロテオグリカン

ヒアルロン酸の1.3倍の保水力があり、さらに細胞の成長を促し、機能を整えるEGFの様な働きがあることもわかっています。
シャケの鼻の軟骨から高精度で安全に安く抽出できるようになり、あまり高価ではない化粧品にも配合されることが多くなっています。
プロテオグリカンは水溶性の成分なので、化粧水や美容液と相性の良い成分です。

コラーゲン・エラスチン

これらも真皮に存在していて肌のやわらかさや弾力を作っている物質ですが、化粧品の成分としては真皮まで届くことはなく、保水力のある保湿成分として働きます。
コラーゲンは脂溶性・水溶性どちらもあります。
エラスチンは水溶性の成分なので、化粧水や美容液と相性の良い成分です。

ヘパリン類似物質

血液中のヘパリンという物質に保水力があることから、類似の成分を合成し、保湿成分として応用したものです。
医薬品としても使われる成分です。

水分をつかむタイプ

水分をつかむ

水分を吸湿(つかむ)する性質のある成分ですが、保湿力は「挟み込むタイプ」や「抱え込むタイプ」に劣ります。
更に、外気の湿度が低い状態だと、保湿力が下がってしまう性質もあります。

天然保湿因子(NMF)

角質細胞内にある水溶性の物質で、アミノ酸や尿素などで構成されている、水分を吸着(つかむ)するタイプの保湿をします。
保湿力は強くありませんがさらっとしているため、美容成分としては化粧水と相性の良い成分です。

グリセリン、BG(ブチレングリコール)

どちらも化粧品によく使われる多価アルコール類で、アルコールの特長である吸湿性を持っています。
大きな区別ではアルコール類に属すのですが、化粧品としてはアルコールとはみなさないので、配合されていても「アルコールフリー」を謳うことができます。
保湿力としてはグリセリンの方がやや勝るのですが、BGには抗菌作用があるので、防腐剤を減らすことができます。

水分の蒸発を防ぐ代表的な美容成分

水分の蒸発を防ぐ

皮脂膜は水分の蒸発を防ぐ役割を担っていますが、洗顔などで古い皮脂膜を洗い流してしまった直後のお肌は皮脂膜のない状態になります。
若いうちはすぐに皮脂が分泌されて、新しい皮脂膜が形成されるのですが、年齢を重ねて皮脂の分泌が遅くなっていると、皮脂の分泌が間に合わずお肌が乾燥してしまいます。

そこでスキンケア化粧品では皮脂膜に近い成分も配合して、皮脂膜の代役を担ってもらいます。

スクワラン

皮脂腺で生成され表皮に分泌される、とても酸化しやすい物質「スクワレン」の保湿力や浸透性はそのままに酸化しにくくした成分が「スクワラン」です。
肌なじみが良く、水分の蒸発を防ぐ皮脂膜の代わりをしてくれるので、化粧水でしっかり保湿したに使用する化粧品に配合されていることが望ましいです。

シアバター

安全性が高く保湿力が持続する優れた化粧品成分です。
シアバターの主成分は「脂肪酸」で、その成分が人の皮脂の成分と似ていることから、皮脂膜に近い働きが期待できます。

その他各種オイル

その他、ホホバオイルや椿オイル、オリーブオイルなどの植物オイルも、水分の蒸発を防ぐ成分として化粧品に配合されます。

こんな成分もチェックしよう

コツを説明する女性

ナノ化された成分を選ぶ

ヒアルロン酸やコラーゲンなど、もともと分子量の大きな物質は、そのままでは角質層に浸透することはできず、肌表面の保湿しかできません。

そこで、ナノ化(加水分解など)された成分を選ぶと角質層に浸透し、肌表面だけでなく角質層内の保湿もサポートできるようになります。

商品の説明にカプセル化、ナノ化などと書かれていれば角質層に浸透できる成分と考えてよいでしょう。
代表的なのは「加水分解ヒアルロン酸」や「加水分解コラーゲン」です。

石油系界面活性剤などは避ける

水に溶ける水溶性の成分をクリームなどに配合する場合、逆に脂溶性の成分を化粧水などに配合する場合は界面活性剤が使われるます。
界面活性剤自体は悪いものばかりではありませんが、お肌の刺激になりやすい石油系界面活性剤など、避けたほうが良いものが使われていないかチェックしましょう。

適度な防腐剤は容認しよう

腐った化粧品をお肌に付けることは、多少の防腐剤をつけることよりお肌に良くありません。
また防腐剤を一切使っていない化粧品は、腐ってしまわないよう要冷蔵だったり消費期限があったりして管理が面倒なものです。

最近の化粧品は、BGなどの抗菌作用をもつ成分などを配合して、お肌の刺激になりやすい防腐剤の量を減らすように工夫されています。
防腐剤など一切受け付けない敏感肌のかたは、やはり防腐剤は避けたほうが良いですが、そうではないなら適度な防腐剤は入っていた方が肌には安全といえます。

保湿化粧品の選び方まとめ

滴り落ちる化粧水

いかがでしたか?
たかが保湿、といっても意外と奥が深いですよね。

今回は保湿をメインにしてスキンケア美容成分を紹介しましたが、プラセンタ、ビタミンC誘導体などに代表される美白成分エイジングケア成分も見逃せませんね。
まずは肌悩みにあったスキンケア美容成分を決めるのが先決ですが、それらの効果を高めるためにも保湿は重要です。

保湿ケアのかなめは「セラミド」でした。
乾燥が気になる方は、保湿最強物質「ヒト型セラミド」に注目ですよ☆

そして、保湿の3要因「水分を与える」「水分を保持する」「水分の蒸発を防ぐ」をかなえるスキンケア美容成分をバランスよく取り入れて、乾き知らずの若々しいお肌を手に入れましょ
(b゜ω^)⌒☆

前編はこちら

誰が言い始めたのか、世の中には間違った保湿の常識が少なからずあります。知らないと恐い間違った保湿の常識の紹介と、保湿に効果的な美容成分を紹介します。(前編)
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