保湿重視のスキンケア化粧品の選び方(前編)|間違いだらけの保湿の常識

保湿:アイキャッチ画像

Misuzu
スキンケアの基本は「清潔」「保湿」「紫外線ケア」ですね。

年齢とともに気になりだすシミ・シワ・たるみなどのエイジングサインも、肌荒れなどのトラブルも、原因の根本のひとつに「乾燥」があります。
きちんと保湿されているからこそ、ターンオーバーが正常に機能し、角質層がどんどん生まれ変わってメラニンを排出して、シミ・そばかすを防ぎます。
角質層が潤っていてこそバリア機能がきちんと機能して、肌荒れなどのトラブルを防ぎ、お肌の老化にストップをかけます。
保湿重視のスキンケアは、効果的なエイジングケアでもあるのです。

女性の美しいお肌を保つには保湿は欠かせませんが、誰が言い始めたのか間違った常識を正しい常識と思い込んでいる人は意外と多いようです。
“保湿しているつもり”が乾燥を悪化させている、なんてことにならないように、保湿について見直してみましょう☆

そこで今回は、保湿の味方「保湿重視のスキンケア化粧品」の選び方を2回に分けてお届けします。
前編では「間違いだらけの保湿の常識」と「保湿の基礎」に注目します。
ここで紹介します間違った保湿に心当たりがあるようなら、すぐに改善した方がいいですよ☆

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その保湿の常識、間違ってるかも

保湿しているのに乾燥する

お肌を保湿しようと考えた時、どういったスキンケアを思いつきますか?
誰が言い始めたのか、間違った保湿の常識が世の中には少なからずあります。
それを信じてしまい、保湿しているつもりが乾燥肌を招いてしまっているかもしれません。
もし以下のような保湿対策に心当たりがあるなら要注意☆

間違った保湿の具体例

NG ヒアルロン酸配合の化粧水をたっぷりつけて完了

化粧水をたっぷりつける

最近の化粧水には保湿効果も持たせるためヒアルロン酸コラーゲンエラスチンなどが配合されているものも多いですね。
それらの成分は粘り気がありますので、付け過ぎるとべたつきませんか?
べたついているので保湿できていると考えがちですが、これらの成分だけでは充分な保湿はできません。

化粧水は主な目的を水分の補給として作られるものなので、たっぷりつけてもその後に保湿ケアしなければ、肌は乾燥していきます。

NG シートマスクが乾くまでじっくり美容成分を肌に浸透させる

シートマスクでケア

これも「化粧水をたっぷりつける」と同様に、シートマスクでケアした後で保湿しなければ肌は乾燥していきます。
また、美容成分肌の奥まで浸透させようと、シートマスクが乾いてくるまで肌にのせていたりしませんか?
基本的に美容成分の浸透は時間に関係なく角質層までですし、シートマスクが乾燥する過程で肌の水分まで蒸発させてしまうので、保湿の観点では逆効果です。

化粧水をシートマスクに染み込ませて使う場合は、たっぷりと染み込ませ、10分程度、長くても15分程度でシートマスクが濡れているうちに終わりにして保湿ケアに進みましょう。

NG お肌の水分が蒸発しないように油分でフタをする

お肌が本来持っている保湿の機能で、水分の蒸発を防ぐ役割は皮脂膜が担っていますが、その保湿効果は全体のほんの3%でしかありません。
残る97%を無視して油分だけを補ってもお肌は十分に保湿できず、油の膜の隙間から水分は蒸発し続けます。

NG 乾燥を感じたら水をスプレーする

乾燥を感じた時に「○○の天然水」をスプレーしているとしたら、それで潤うのは肌が濡れている間だけです。
その後は水分の蒸発と一緒にお肌の水分も引っ張られて蒸発してしまい、余計に乾燥することになります。

メイクの上からスプレーできるミスト状化粧水を選ぶ際は、保湿成分が配合されていることを確認しましょう。
また保湿成分が配合されていても、化粧水の保湿効果は完全ではないので、あくまで補助として位置づけ、朝/晩の保湿ケアはぬかりなく行いましょう。

NG ニキビができているので保湿は控える

ニキビがあるので保湿は控える

ニキビなどの肌トラブルがある時こそ、保湿してお肌が本来持っている回復する機能を守るべきです。
ただし保湿ができれば何でも良いわけではなく、ニキビがあるならニキビ肌用のスキンケア化粧品を使った保湿がおすすめです。

NG テカリが気になるので保湿は控える

顔に脂が浮いているような「テカリ」ですが、脂性肌ではない場合、特に年齢を重ねてテカるようになった場合の原因は「乾燥」です。
お肌が乾燥の危機を感じて皮脂を過剰に出している状態なので、一番効果的な対策は「保湿」なのです。

NG 半身浴でたっぷり汗をかくデトックス

長時間の半身浴

半身浴が流行して、モデルやタレントが実践していると話題になりましたが、身近で実践している人に乾燥肌の人が多くないですか?
実は私自信も一時期半身浴を習慣にしていて、乾燥肌に傾いてしまった経験を持っています。
大量に汗をかく際にお肌に備わっている保湿因子である、天然保湿因子(NMF)やセラミドが一緒に流れ出してしまっていたのです。
半身浴をやめ、いつもよりしっかりめの保湿ケアをしばらく続けたら普通肌に戻ってくれました。
今はお風呂に浸かるのは、40℃ぐらいの温度のお湯に10分~15分まで(じわっと汗がにじむ程度)としています。

保湿の基礎

お肌にある保湿物質とその働き

角質層の構造

お肌にはもともとうるおいを保つ機能を持っていて、肌表面の約0.02mmの角質層が乾燥からお肌を守っています。

角質層は、表皮のいちばん下にある基底層で作られた角化細胞が徐々に上がってきて、最後にたどり着く、角化細胞の最終地点になります。
やがて垢となって剥がれ落ちるまで、お肌のバリア機能をつかさどり、保湿も担当する重要な役割を担っています。

角質層にある保湿物質としては、角質細胞と角質細胞の間を埋め、細胞同士をつなぎとめる役割もしている「角質細胞間脂質」、角質細胞内にある「天然保湿因子(NMF)」、そして角質層の表面を覆っている「皮脂膜」があります。

角質細胞間脂質

角質細胞間脂質は水分をがっちりと挟み込んで逃がさないようにしています。
この機能が整っていれば外部の湿度が0%でもお肌のうるおいは失われません。
角質細胞間脂質を構成する物質の代表はセラミドですが、残念ながら年齢とともに失われ、それとともにお肌を保湿する機能も弱っていきます。
しかし、スキンケア化粧品で補うことのできる物質なので、スキンケア化粧品でケアすることができますよ。

天然保湿因子(NMF)

天然保湿因子(NMF)は水分を吸着する(つかむ)性質があり、角質細胞の柔軟性や弾力保っています。
保湿能力としては角質細胞間脂質にはかないませんが、角質層の柔軟性・弾力にとっては重要な存在です。
天然保湿因子(NMF)も年齢とともに失われていきますが、スキンケア化粧品で補うことのできる物質です。

皮脂膜

皮脂膜はお肌から水分が蒸発するのを防ぎます。
保湿機能としてはほんの3%ですが、無くてはならない保湿因子です。
皮脂も年齢とともに出にくくなりますが、それよりもまず先に皮脂膜の変質が始まります。
皮脂膜は汗と皮脂が混ざり合ってできていますが、年齢と共にそのバランスが崩れて、充分に機能しなくなると言われています。
皮脂膜の機能もスキンケア化粧品で補うことができます。

保湿のスキンケアのカギはセラミド

保湿機能のグラフ

各保湿物質の水分を保持を担う割合は一定ではありません。
それぞれの水分を保持する特徴から、「角質細胞間脂質」が全体の80%「天然保湿因子(NMF)」が全体の17%、残る3%が「皮脂膜」です。

保湿のスキンケアにおいて、角質細胞間脂質をサポートすることが保湿のかなめとなることがわかりますね。
そして「角質細胞間脂質」の40%を占めるのがセラミド。
保湿のスキンケアのカギはセラミドにあることがわかります

保湿の3つの因子と化粧品

保湿の3つの因子

お肌の保湿は次の3つの因子に分けて考えます。

  • 水分を与える
  • 水分を保持する
  • 水分の蒸発を防ぐ

お肌を保湿するために化粧品を選ぶ際は、どのスキンケア化粧品または美容成分が、どの役割を担うのかを考え、過不足なくそれぞれの働きを補助できるように選びます。

水分を与えるスキンケア化粧品

お肌の水分は、口から摂取した水分が血管を通って体の内側から与えられますが、外からスキンケア化粧品などで補うこともできます。

スキンケア化粧品の中でお肌に水分を与える役割をするのが「化粧水」です。
最近の化粧水は美容液のように美容成分が配合されているものも多いですが、化粧水の主な役割は「水分を与える」なので、充分な保湿の効果は期待しないほうが賢明です。
化粧水の後には必ず保湿効果のある乳液やクリーム、美容液を使うようにしましょう。

水分を保持するスキンケア化粧品

お肌がもともと持っている物質としては「角質細胞間脂質(特にセラミド」や「天然保湿因子(NMF)」がこの役割を担い、お肌の保湿の中では最も重要な因子となります。

スキンケア化粧品を選ぶ際は、角質細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)と似た性質を持つ美容成分を選ぶと効果的に保湿することができます。
角質細胞間脂質(特にセラミド)の保湿の役割は80%と大きいので、保湿最強物質「セラミド」が配合されているスキンケア化粧品を選ぶのが保湿のカギとなります。

水分の蒸発を防ぐ

お肌がもともと持っている物質としては「皮脂膜」がこの役割を担います。
スキンケア化粧品で補う際は、皮脂膜に近い働きをする成分が配合されているスキンケア化粧品を選びましょう。

保湿重視のスキンケア化粧品の選び方(その1)まとめ

化粧水を手に取る

いかがでしたか?
間違った保湿の常識に心当たりはありませんでしたか?
一つもなかったあなた。
きっとセラミドの配合された乳液やクリーム、美容液を既にお使いなおんではないでしょうか。
その調子で若々しいお肌を保ってくださいね (≧▽≦)

残念ながら心当たりがあったあなた。
すぐにその習慣はやめたほうがいいですよ。
そして次回、保湿の3つの因子別の代表的な美容成分を紹介しますので、もし保湿重視のスキンケア化粧品に興味がありましたら、参考になればうれしいです (⌒▽⌒)ゞ

後編はこちら <i class=”fa fa-hand-o-down” aria-hidden=”true”></i>

美白もエイジングケアも保湿なくしてはかなえられません。ここではタイプ別の代表的な保湿成分を紹介・解説します。成分の特長を知って確実にお肌の保湿ケアしましょう。
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