加水分解卵殻膜を配合した化粧品に人気が集まっていて、試してみたいと考えている人も多いようですね。
てっとり早くて実感しやすいのは美容液。
そして、今まで使っている基礎化粧品はそのまま、洗顔後の最初に1アイテム足して、その後の化粧品の浸透まで高めてくれるブースター美容液が使いやすい♪
この条件を満たすのがアルマードの「チェルラーブリリオ」とオージオの「ビューティーオープナー」ですが、この2つの商品、とても良く似ていてどちらがいいのか迷う方も多いのでは?
そこで実際に両方を使った私が、私の感想も含めて分かり易く比較してみますネ。
目 次
成分を比較して違いをチェック
卵殻膜エキスの濃度
チェルラーブリリオ | ビューティーオープナー |
全体の96% | 全体の95% |
ほとんど同じですが、チェルラーブリリオが1%多いようですね。
ところで「卵殻膜エキス」ってなんでしょう?
それは全成分表示を見ると分かります。
全成分
チェルラーブリリオ | ビューティーオープナー |
水、BG、加水分解卵殻膜、 ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1、 フラーレン、リンゴ果実培養細胞エキス、 エリンギウムマリチムムカルス培養液、 ムクゲカルスエキス、 水溶性プロテオグリカン、ヒアルロン酸Na、 水溶性コラーゲン、グルコシルセラミド、 スクワラン、ノバラ油、イランイラン花油、 α-グルイアン、マンニトール、レシチン、 グリセリン、PVP、キサンタンガム、 PEG-60水添ヒマシ油、フェノキシエタノール |
水、BG、ペンチレングリコール、加水分解卵殻膜、 ヒアルロン酸Na、スクワラン、 カンゾウ根エキス、バラエキス、 ローズマリー油、レモングラス油、 ニオイテンジクアオイ油、デキストリン、 オレイン酸ポリグリセリル-10、 クエン酸Na・クエン酸 |
化粧品(医薬部外品を除く)は、配合量の多いものから順に記載する(ただし1%未満は順不同)という規則があります。
実は化粧品というのはほとんどが「水」なので、95~96%が卵殻膜エキスというこは、卵殻膜エキスとは「水+加水分解卵殻膜」、またはそれにBGやペンチレングリコールを含むものを示すようですね。
そうなると肝心の「加水分解卵殻膜」の濃度は、どちらが濃いのかは分からないのです。
ただ、両方使ったことのある方なら知っていると思いますが、卵殻膜特有の臭いがあって、その臭いはチェルラーブリリオの方が濃いんですよね。。。(ぼそっ
加水分解卵殻膜の製造会社の違いをチェック
卵殻膜は大学で研究が始まり、現在も研究を重ねている注目の素材ですが、チェルラーブリリオのアルマードは卵殻膜のパイオニアと言われているんですよ。
実は卵殻膜に最初に目をつけたのは現アルマードの会長で、最初はマヨネーズでおなじみの株式会社キューピーに開発を依頼し、加水分解卵殻膜を配合した化粧品が誕生したのだそうです。
そんな経緯から、株式会社キューピーも現在、加水分解卵殻膜を扱っていますね。
もちろんチェルラーブリリオには、アルマード独自の技術による加水分解卵殻膜が使われています。
さて、ビューティーオープナーはどうでしょう?
実はビューティーオープナーの公式サイトにある、使われている卵殻膜エキスの説明があります。
この説明の中に、アルマードの会長が載ってるし💦
そう、ビューティーオープナーの加水分解卵殻膜もアルマード製だと思われます。
卵殻膜エキス以外の美容成分の違いをチェック
チェルラーブリリオ
話題の美容成分「EGF(ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1)」や「フラーレン」が加水分解卵殻膜の次に書かれています。
多めに入っていることはうかがえますが、フラーレンには推奨濃度がありますので、それが書かれていないということは推奨濃度ほどは入っていないということでしょうか?
また、その次に次世代エイジングケア成分と言われる「リンゴ果実培養細胞エキス」をはじめとする植物幹細胞エキスが3種配合されています。
※ エイジングケアとは年齢に応じたスキンケアのことです。
とはいえ、メインは卵殻膜エキスなので十分と言えば十分かもしれません。
ちなみに「卵殻膜以外の高価な美容成分はいらないわ」という方には、卵殻膜エキスメインの「スーパーオーディ」という美容液もアルマードでは用意されています。
ビューティーオープナー
これと言って高額な美容成分は入っていないようです。
添加しないものの違いをチェック
チェルラーブリリオ
合成香料 着色料 鉱物油 アルコール 石油系界面活性剤
チェルラーブリリオにはフェノキシエタノールという防腐剤が入っていますが、全成分表示の位置を見るとかなり微量のようです。
肌への刺激の心配はほとんどないでしょう。
ビューティーオープナー
合成香料 着色料 鉱物油 アルコール 防腐剤
防腐剤まで入っていないのは魅力ですね。
防腐効果を無視しているのではなく、保湿剤のBGやペンチレングリコールに抗菌性があるため、防腐剤不使用とできていると思われます。
オレイン酸ポリグリセリル-10は合成界面活性剤ですが、石油系ではなく天然由来の界面活性剤で、更に非イオン系界面活性剤で、配合量もごくわずかの様なので無視して良いでしょう。
アルマードとオージオの関係は?
化粧品は、「製造販売業」という許可を持った会社が、その化粧品についての全責任をもちますので、商品の外箱などには必ずその会社の「社名」「連絡先」などが表示されています。
なので、「製造販売業」という許可を持った会社がオリジナル化粧品を売る場合は、外箱にはその会社の名前しか書かれていません。
しかし、製造販売業許可をもっていない会社がオリジナル化粧品を販売する場合は、製造販売業許可を持つ会社に製造を委託するだけでなく、責任者にもなってもらうことがあります。
その化粧品の法律上の責任は、製造販売業許可を持つ会社にあるので、化粧品の外箱などに「製造販売元:○○」として、会社名や住所などの連絡先が表示されます。
しかしそれでは、オリジナル化粧品を売りたい会社の名前を表示がなくなってしまうので、法律上意味を持たない「発売元:△△」として「製造販売元:○○」の近くに書かれます。
それではチェルラーブリリオとビューティーオープナーではどうでしょう。
チェルラーブリリオ
チェルラーブリリオを販売しているのは、製造販売業の許可を取っている株式会社アルマードで、製造から販売まですべてアルマードが行っていますので、外箱にはアルマードの会社名しかありません。
アルマードオンラインショップでは、美容液の他にも卵殻膜を使ったスキンケア化粧品、メイクアップ化粧品が多数あります。
化粧品だけでなく、卵殻膜を使った全身美容ドリンクを含む、美容・健康のためのサプリメントや、ボディケア・ヘアケア商品など、全ての商品に卵殻膜が使われています。
まさに卵殻膜の会社と言えますね。
卵殻膜のパイオニアとして有名なアルマードでは、大学との共同研究を今も続けており、卵殻膜のさらなる可能性を追求し続けています。
ビューティーオープナー
ビューティーオープナーを販売しているのは株式会社オージオですが、外箱などには『発売元』としてオージオの社名があり、『製造販売元』はなんんと株式会社アルマードになっています。
つまりビューティーオープナーについての全責任を負っているのはアルマードなんですね。
オージオのオンラインショップでも、各種スキンケア化粧品やメイクアップ化粧品、健康食品を販売しており優れた商品も多くありますが、卵殻膜にこだわっているわけではありません。
株式会社オージオはベルーナグループの一員で、株式会社ベルーナの化粧品部門のひとつを担う子会社です。
「OZIO」とはイタリア語で「何もない」という意味だそうで、「生まれたばかりのトラブルひとつないピュアな肌を、もう一度。」と、女性のエイジングケアをコンセプトとした商品づくりをしています。
価格の違いをチェック
チェルラーブリリオ | ビューティーオープナー | |
容量 | 15ml(約1ヶ月分) | 18ml(約1ヶ月分) |
通常価格(税込) | 6,600円 | 6,380円 |
定期初回(税込) | 1,996円 | 2,178円 |
定期価格(税込) | 5,072円 | 4,912円 |
購入回数の約束 | なし | なし |
定期初回はチェルラーブリリオの方が割引率がいいですね。
ただ、定期価格はビューティーオープナーの方が160円ほど安いようです。
でも、美容成分の違いを考えると、チェルラーブリリオの方が割安感があるかな。
売れているのはどちら?
東京商工リサーチ調べによると、卵殻膜美容液としては本家「チェルラーブリリオ」を差し置いて、「ビューティーオープナー」の方が売れているようですね。
ずっと両方の動きを見ていますが、ビューティーオープナーは宣伝が上手いです。
チェルラーブリリオのアルマードは、昔からTV通販もやっていて、そちらで売り上げが上がっていたので、インターネット広告に甘さがあったように思います。
気がついたら自分の会社の加水分解卵殻膜で、売り上げを追い越されていたという感じでしょうか?
慌ててチェルラーブリリオをリニューアルして、ビューティーオープナーに戦いを挑んでいるように見えます。
それでも今のところ、”インターネット広告対決”ではビューティーオープナーに軍配が上がっているようですね。
テレビショッピングを見ている人口と、インターネットを見ている人口の差を考えれば勝負は歴然?かもしれません。
私はどっちを選んだのか
私は最初にビューティーオープナーを1本使って、次に旧製品のチェルラーブリリオを使いました。
チェルラーブリリオを初めて使った時は、卵殻膜特有の香りの濃さの違いに驚きました。
当時はビューティーオープナーが卵殻膜エキス94%で、チェルラーブリリオは高濃度としか記載がなかったのですが、チェルラーブリリオの方が明らかに香りが強かったのです。
そのままチェルラーブリリオを定期購入して、今も続けています。
リニューアルして少し香りは弱まりましたが、精度が上がったとのことなので、香りが弱まったのはそのせいかもしれませんね。
チェルラーブリリオ VS ビューティーオープナーまとめ
いかがでしたか?
チェルラーブリリオとビューティーオープナーの違い、伝わりましたでしょうか?
卵殻膜エキスの濃さはチェルラーブリリオが96%、ビューティーオープナーが95%と、チェルラーブリリオの方に軍配が上がっていますが、卵殻膜エキスは主に「水」+「BG」+「加水分解卵殻膜」で作られていて、「加水分解卵殻膜」の濃度はどちらが濃いのかは分かりませんでした。
ただしビューティーオープナーは、チェルラーブリリオを製造・販売しているアルマードの加水分解卵殻膜を使っているらしいことはわかりましたね。
価格の面では多少ですがビューティーオープナーの方が安いですが、チェルラーブリリオには最先端の美容成分を含む贅沢な美容成分が配合されていました。
贅沢な美容成分も一緒に配合されいて、価格が抑えられてるのがうれしいなら『チェルラーブリリオ』で、シンプルに卵殻膜美容液の効果を求めるなら『ビューティーオープナー』でしょうか。
さて、あなたはどちらを選びますか?(`∂∀≦´)-☆
[参考文献] 第6版 化粧品成分ガイド

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