コラーゲンドリンク/サプリメントに美容効果はあるの?ないの??本音を暴露

Misuzu
コラーゲンドリンク、サプリメントに対してはずいぶん前から美容効果がある、ないの両方の見解がありますね。
今回はその両方の見解をまとめ、どちらなのかを本音で検証してみようと思います。
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コラーゲンドリンク/サプリメントに美容効果はない派の見解

コラーゲンはアミノ酸に分解される

コラーゲンはタンパク質の一種で、タンパク質は口から取り入れても体内で分解されてペプチドや、さらに小さなアミノ酸となって吸収されるので、コラーゲンのまま吸収されるわけではありません

コラーゲンに再合成されるとは限らない

分解されたペプチドやアミノ酸は体中を巡り、必要な個所で新たに必要なタンパク質に再合成されます。
つまり、コラーゲンを飲んだからと言って、飲んだコラーゲンが再びコラーゲンになるとは限りません
その理屈が成り立つなら、髪が欲しければ髪の毛を、ツメを丈夫にしたければツメを食べれば良いと言っているのと同じになってしまいます。

翌日にプルプルはありえない

コラーゲンブームが巻き起こっていた頃は、コラーゲン入りの鍋を食べると翌日にはプルプルのお肌になると言われていましたが、これもナンセンスです。
お肌は若い人でも28日のターンオーバーの期間を経て新しい細胞に入れ替わります。
いくら素晴らしい栄養を摂ったとしても、24時間以内にお肌が生まれ変わることはありません
プルプルのお肌になったと感じるのは、もしくはなったのは、プラシーボ(偽薬)効果と言われても仕方ありません。

コラーゲンドリンク/サプリメントに美容効果はある派の見解

コラーゲンがコラーゲンを作る細胞(線維芽細胞)を活性化

2004年に「ヒドロキシプロリン」というアミノ酸が、コラーゲンやエラスチンを作り出す繊維芽細胞を活性化させるという説が報告されています。
この「ヒドロキシプロリン」は、ほぼコラーゲンにしか存在しないアミノ酸で、コラーゲンを口から摂取するとコラーゲンとして働くというよりも、現在はコラーゲンペプチドがコラーゲンを作る細胞(線維芽細胞)を活性化するシグナルを発しているらしいことに対する研究が進められているようです。

出典 N‐アセチルヒドロキシプロリン(AHP)はヒト培養皮膚線維芽細胞のコラゲナーゼ,デコリン遺伝子発現を増加させる

コラーゲンペプチドの一部はペプチドのまま吸収される

コラーゲンを加水分解し、さらに酵素分解して生成する「コラーゲンペプチド(低分子コラーゲン)」は分子量が小さく(大きさが小さい)、口から摂取した場合、一部はコラーゲンペプチドのまま吸収されると報告されています。

出典 「皮膚および血中の食事由来および内因性コラーゲンペプチドの存在と皮膚への影響」
佐藤健司 京都大学大学院 農学研究科
FRAGRANCE JOURNAL 44(9): 93 -93 2016

「ヒドロキシプロリン」を持つコラーゲンペプチドが線維芽細胞を活性化するので、お肌のハリやしわを改善する効果があると考えられ、プラシーボ効果や観察者バイアスの影響を防ぐ「二重盲検法」での試験もいくつか行われています。

試験で結果が出ている

2009年の二重盲検試験

1日5gのコラーゲンペプチドを4週間摂取することで、30歳以上の被験者では、肌の角質水分量の上昇が認められました。

出典 大原ら 日本食品科学工学会誌 56, 137-145, 2009

2011年9月 常盤薬品工業

大阪大学美容医療学寄附講座とノエビアグループの常盤薬品工業の共同研究が「コラーゲンドリンク連用による美容への有効性を実証しました」と発表されました。
内容は20名(平均45.7歳)の被験者に低分子コラーゲンペプチドを5000mg配合したドリンクを1日1本2か月間飲んでもらったところ、皮膚粘弾性の改善やシワの本数の減少など、美容に有用であることが明らかになったというものです。

詳細は下記リンク先をご覧ください。

2014年 Skin Pharmacol Physiol

1日2.5g、あるいは、5gのコラーゲンペプチドを4週間摂取することで、50歳以上の被験者では、肌の弾力が20%以上上昇することが認められ、また、1日5gを4週間摂取することで、45歳~65歳の被験者の肌のシワ容積が減ることが確認できました。
その際、被験者の肌の組織を取って調べたところ、コラーゲンやエラスチンなど、肌のタンパク質の合成が促進されていることもわかりました。

出典 Skin Pharmacol Physiol 2014;27:47-55

実体験として効果を感じる人が多い

実際にコラーゲンを飲んでいる人による、「効果を実感できている」という意見が多数ありますが、そのすべてがプラシーボ(偽薬)効果とは言えないのではないでしょうか。

コラーゲンドリンク/サプリメントに美容効果はない派の反論

立証できていない

コラーゲンペプチドが繊維芽細胞を活性化させるという説そのものが、現段階では立証できておらず仮説にすぎません

客観的な実験結果がない

常盤薬品の研究結果は「大阪大学美容医療学寄附講座」との共同研究となっていますが、「寄附講座」とは資金などの提供を受けて研究教育を行う機関です。
出資者が不利益になる研究結果は出しにくくならないでしょうか?
他の研究も、利権が絡む業界団体が主体になって行った研究が多く、信憑性があるとは言い難いと言えます。

なぜこのようなことになったのか

コラーゲンは美容の分野だけでなく、医療の分野でも注目されている成分です。
床ずれやケロイドの治療や、血管をしなやかにすることで得られるメタボ解消や様々な疾患の改善など、その有用性には期待がもたれ、研究が進められています。

コラーゲンペプチドを経口摂取することによる皮膚への影響も、もう少し研究が進めば立証できるかもしれないところまで来ているように、私個人は思います。

科学者は立証できていないものを「効果がある」とは決して言いません。
現状ではまだ「効果がある」とは言えないものを、健康食品・美容業界が飛びつき、拡大解釈して「効果が発見されました」と、先走って販売しているということのようです。

つまり、コラーゲンを口から摂取しても効果はあるのかないのか?という問いにおおやけに答えるなら、
現状ではあるともないとも言えません
が正しい答えになるようです。

コラーゲンドリンク/サプリメントは買わないほうが良い?

効果がないとしたら?

コラーゲンペプチドが体に悪い影響を与えるという報告は見当たりません。
また、飲むコラーゲンの場合、たいていは一緒に美容にとっての有効成分も配合されていて、それも同時に摂取することになります。
その効果も加味すると、全く無駄とも言い切れません。
お肌のためのサプリメントを選ぶ際に、それがコラーゲンを含んでいる場合は「コラーゲンペプチド(低分子コラーゲン)」が使われていることを絶対条件として、その他に配合されている成分を吟味して、コラーゲンが無くても美容効果がありそうなものを選ぶのはいかがでしょう?
その場合、コラーゲンを飲むことに思うような効果がなくても諦められる「費用対効果」も考えないといけませんね。

自分の肌に現れた変化を信じる

今は情報が氾濫していて何を信じたらいいかわからなくなることもあります。
でも自分の肌に現れたことは信じるも何も「事実」ですよね。
サプリメントを慎重に選んだら、若い人ならターンオーバー1回分の1か月、年配の方ならターンオーバーも期間がかかるので2か月ぐらい様子を見て、変化がないなら他のものに乗り換える、調子が良いなら続けるといった具合に選んでいくのが一番間違いがないかもしれませんね。

ところで、コラーゲンペプチドが使われている製品を飲んで、お肌にハリが出たという感想を、テレビのタレントやコマーシャルではなく、身近で聞いたことはないですか?
実は私も一時期飲んでいたことがあるのですが、その時は効果を感じていました。
なら、なぜ止めたのかというと、「コラーゲンは飲んでも意味がない」という風潮が一気に膨らんで、それを信じたからです。

でもこうしてきちんと調べ直してみると、効果を感じていたなら続ければよかったと思っています。
たとえプラシーボだろうとなんだろうと、要はぷるぷるになればいいのですから

 


今回の記事を書くにあたり、以下のサイトがとても参考になりました。

「明治大学科学コミュニケーション研究所」疑似科学とされるものの科学性評価サイト

「コラーゲンナビ」そうだったんだ!コラーゲン!!~コラーゲンが効くメカニズム解明~

2014年9月9日開催の消費者向けコラーゲンシンポジウムにおける、京都大学 佐藤教授の講演レポートです。
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